「挫折をして、音楽に救われた」安藤エイムさんが一歩踏み出した経験とは。

愛媛を中心に幅広い活動を行う、安藤エイムさん。フリーのプロデューサー・音楽制作・映像制作・カメラマンをはじめ、「GOTOEHIME」の運営・プロデュースを手掛けているエイムさんは、今まですべてが一筋縄で上手く進んできたわけではない。夢を追いかけた人間が、何かしらの理由で、諦めたり夢を見失ったりする時期は誰しも経験があるだろう。

そんな時、エイムさんはどのような経験を経て、一歩踏み出したのだろうか。

今回は愛媛を中心に幅広い活動を行う、安藤エイムさん自身のことを伺った。

目次

安藤エイム

2014年の8月、東京で音楽デビュー。
尾崎豊や玉置浩二など数々のアーティストのプロデューサーでもある須藤晃が手がけた、1stアルバム「笑顔のレシピ」は初登場でオリコンデイリーランキング、22位を獲得。
2014年8月には、1000人規模でのワンマンライブを行い、音楽ニュースメディアナタリーにも取り上げられ話題を集めた。
現在はフリーのプロデューサー・音楽制作・映像制作・カメラマンをはじめ、「GOTOEHIME」の運営・プロデュースを行っている。




テニスに打ち込んだ学生時代。音楽に救われた過去

中学から大学時代までテニスに打ち込んでいました。特に大学では農業の勉強もしつつ、テニスを教える先生になりたかったので、教師になる夢を追いかけて大学に入りました。でも大学に入学して直後、突然、持病の関係でテニスができなくなりました。教師になりたくて大学も選んだし、テニスだけを追いかけてきたので、世界が閉ざされたような絶望感に包まれました。「なんで自分が」と思った瞬間もありました。これからどうしたらいいんだろう…みたいな。

そんな時、ずっと好きだった「スターダスト★レビュー」というバンドの音楽に励まされて、改めて、音楽のもつ力ってすごいなと感じたんです。元々歌うことが好きだったので、高校の文化祭でも歌を歌ったこともありました。そういった経験もあって、路上で歌うことをはじめてみました。確か、19歳のころだったかと思います。

自分の歌を聞いてほしくて、はじめは「やっぴ~」という名義で路上ライブをはじめたのですが、最初は立ち止まってくれる人が全然いなかったんです。ただ、続けていくうちに、いろいろな方が自分の歌を聞いてくれるようになって、次第に「やっぴ~」の歌が聞きたい、と応援してくださる方も増えていきました。その時に、「自分が動くことで見える景色が変わるんだ、世界が広がっていくんだ」と気がつきました。


なので、病気になったことは、ある意味僕にとってのターニングポイントです。病気がなかったら、音楽をやっていなかったかもしれない…。

どん底のように感じていた挫折から立ち直ったのはなぜでしょうか?

僕、負けず嫌いなんです(笑)その当時、他にも色々と重なって、本当に人生のどん底だったのですが、当時働いていたアパレルのアルバイトの系統を変えてみました。

環境が変わると当たり前だと思っていたことが、当たり前じゃなくなるし、今まで普通だったことが普通ではなくなる。この感覚に救われました。

当時働いていた会社の方針が「元気で明るく、ちょっとアホ」だったんですよ。僕はその言葉をすごく気に入っていて、真面目すぎるのではなく、適度にアホになることで、前向きになれました。自分で環境を変えるということは、思っている以上に大きな意味を持つな、と。


地元愛媛を飛び出して初めて気がつくこともある

環境も変わって路上ライブを続けていくうちに、はじめて通りすがりの男性からチップをいただいたんです。その時は、お金をいただけることに対して「なんで!?」と驚いたのですが、その方が、「もらったお金は生き金だから、ほんまに大事な時に使えよ」と言ってくださったんです。その言葉に感化されて、その時からいただいたお金は全て、海苔のプラスチック容器に貯めるようにしました。


海苔の容器というところが、リアルですね(笑)

はい(笑)気がついた時にはかなり貯まっていて、はじめてチップをいただいた方のその言葉もあって、大学時代に路上ライブで貯めたお金をもとに、路上ライブの旅に出ることにしました。その旅で、大きな挫折を味わいました。愛媛では立ち止まってくれる方や、歌を聞いてくださる方もたくさんいたのですが、路上の旅では誰も知らない人たちの前で歌うので、1人立ち止まってもらうにもすごく時間がかかりました。最終的には、持参したオリジナルのCDはほぼ売り切ることはできたのですが同時に、路上ライブで200人ほど集めている都会のアーティストの方々のレベルの高さに驚いて、愛媛に戻ってきましたね。

それから何か変わったことはありますか?

今までは座って控えめに歌っていたのですが、「お兄さん!1曲だけ聞いてください!」というように積極的に声をかけるようになりました。また路上ライブの旅での出来事や、面白い人たちに出会った時の話などMCでしたり…そうすることで、愛媛でもより多くの方に聞いていただけるようになりましたね。

一度地元を飛び出してみて、初めて気がつくことがこんなにもたくさんあるのだと感じました。


自分の夢を宣言することで、応援してくれる人がいる

一度挫折をすることで立ち上がれない人もいるかと思うのですが、なぜエイムさんは新しいことに挑戦できるのでしょうか?

自分が思ったことや、やりたいことに挑戦し続けることで、可能性は確実に拡がるし、その夢に共感してくれる仲間たちも増えていきます。また相談できる大切な方々が、常に周りにいてくれたことに救われました。

自分自身も落ち込むことはもちろんありますが、それを受け止め、受け入れる努力をしています。また、自分の夢を宣言することで応援してくれる人も自然に増えていくものだと思っていて。なので、夢や目標は積極的に自分で宣言したり、発信したりするようにしています。

応援してくださる方や、今まで出会った方など、人と人のつながりや思いが積み重なって、今の自分があるなとは思っています。

エイムさんは、運を自分の力で引き寄せる力がありますよね。

父親の教えの1つが「どんな人にも挨拶はしなさい」だったので、小さい頃から誰にでも目を見て元気に挨拶していました。そういったこともあって、幼い頃から自然と人に興味を持つようになりました。『この人はどんな想いで〇〇(仕事/活動/生活/事業)しているのか、何がきっかけでその想いが湧いてくるのだろう?』と思うと会話がとても楽しいんです。その人が思い描く夢を話してくれたりする中で自分自身も、相手を応援したいなって思ったり。

お互いに応援者になっていくうちにどんどんコミュニティー(仲間)が拡がっていくのだと思います。


愛媛で夢を持った人たちが自由に語れるような居場所を作りたい

エイムさんにとって愛媛とはどんな場所でしょうか?

車で少し走れば、海、山、川などの自然を体験することができますし、食も新鮮で本当に美味しいものが気軽に楽しめます。

住宅は家賃も安いので県外の方から毎回驚かれるほど、本当に住みやすい街だと思います。

また仕事の面でもフリーランスの人たちが増えているので県外組と愛媛組でコミュニティーを連携し、地方からでも都会の方々のお仕事や知識を共有できるようになりました。本当にすごい時代になったと思います。

今後の展望を教えてください。

クリエイターが、自己表現ができる場の提供をしたいと思っています。
例えば、心の内に眠っている夢を誰もが話せるような、夢を持った人たちが自由に語れるような居場所を作りたいと考えています。

そのために今は、チームづくりを強化している段階で、愛媛在住のクリエイターやアーティストが県外にももっと発信できる影響力を持てるよう、互いにとって質の良い関係性を構築できる環境になればなと思っています。

GOTOEHIMEもその一環なのですが、今まさに、一気にフリーランスのクリエイターと事業者さんが繋がっていっているんです。
撮影のご依頼や企業様と連携をしたコンテンツ制作も増えつつあって、本当にありがたいなと感じています。
なので、今後はもっともっと、このコミュニティを広げていく活動をして、愛媛をどんどん盛り上げていきたいと思います!


安藤エイム
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GOTOEHIME:愛媛県を中心に活動しているフリーランスのクリエイター集団。映像作家・音楽家・モデル・カメラマン・俳優・デザイナー・Webマーケティング・ディレクター・ヘアメイク・服飾デザイナーなど複数の業種のメンバーで構成されている。映像制作実績は150本以上
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Writer-りさ

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