poco a pocoさんと一緒に石けんを作りながら、環境問題について考えてみました!

皆さん、こんにちは。ゆきです。

今回は、環境問題に関する活動を行なっているpoco a pocoさんが主催していた「コールドプロセス製法の石けん作りを通して環境問題について考えよう!」というワークショップに参加しました。

そのコールドプロセス製法の石けん作りの様子をご紹介させていただきます。

目次

poco a pocoさんとは?

poco a pocoさんは、「環境問題」の解決を目指して結成されたユニットです。

Poco a pocoはスペイン語で「少しずつ」。
少しでも地球に優しい生活を目指して自分たちにできることを「少しずつ」やってみる。
みんなの「少しずつ」が大きな一歩になると考えて、2人の一歩としてpoco a pocoの活動を始めました。

poco a pocoって?/RURAL より引用

お二人の名前は、もろさんとまんねんさんです。

お二人は、環境問題についてとても詳しく、この日は繰り返し使うことができる、「蜜蝋(みつろう)ラップ」や市販のリンスやシャンプーを使用せず、お湯だけで洗髪する「湯シャン」についてお話しいただきました。

Rural Coffeeさんではpoco a pocoさんのコーナーが設置されていて、環境に優しい製品や、月に一回焼き菓子量り売りなどのイベントを開催しています

いざ「石けん作り」に挑戦。

今回作った石けんは、コールドプロセス製法のマルセイユ石けんと言います。

マルセイユ石けんとは、フランスのマルセイユ地方でつくられてきた石けんで、オイルのうち72%以上がオリーブオイルのものです。

今回の石けんは、すべてオーガニックの植物油、プランテーション農業でつくられていないもの、低音圧搾のもの、化学的な添加物を使用していない(着色料、防腐剤不使用)オーガニック植物油でつくられた環境に配慮した石けんです。

合成洗剤ほど酷くはないですが石けんも水を汚してしまうので、環境負荷をかけるものです。だからといって、石けんもジャカジャカ使って良い訳ではありませんので、大切に使いたいですね。

材料は、苛性(かせい)ソーダ・オリーブオイル・ココナッツオイル・パームオイル・香りづけにオーガニックのアロマオイルを使用します。

コールドプロセス製法は、外部から熱を加えず、油脂と苛性ソーダが発生する熱を利用してつくります。そして28日間以上、ゆっくり熟成、乾燥させて完成します。

私は、石けんが主にオイルから作られていることを、このワークショップの体験を通して、はじめて知りました。

そして、石けん本来の姿として2つの働きがあり、皮膚表面に付着している油性の汚れを取り除くこと、汚れの落ちた皮膚に石けんの成分が膜をつくり、皮膚が再汚染しないよう保護する働きがあることを学びました。

今回のワークショップは、10年以上自分や家族の使う石けんを作られている、石けん作りに詳しい方が一緒に作ってくださいました。その方は、「自分の使用しているものに、何が使われているわからない、そういう状況は少し怖いなと思った。自分が使い、排出するものが、どこからきたのか、何が含まれているか、それをゴミや下水として排出する時に環境にどういう影響を与えるか責任をもちたい。だから、自分の目でどこで作られているものか判断し、生活しようと思いました。」と仰っていました。

そういった背景もあり、今回のワークショップで作った石けんに使われている材料はその方がどこで作られたものか全て説明してくださいました。

石けんの作り方

最初に、苛性ソーダの分量を計ります。

苛性ソーダは水酸化ナトリウムとも言われており、劇薬扱いです。
購入には、身分証明書とハンコが必要です。

その後、苛性ソーダに精製水を混ぜます。
混ぜると苛性ソーダが反応して、80℃くらいまで温度が上昇するので、一旦40~50℃になるまで安全な場所に置いておきます。

その間にそれぞれのオイルを量り、オイルが固まっていたら湯煎をしながら、ゆっくりと混ぜ合わせていきます。

そして苛性ソーダが適切な温度になったら、オイルと一緒に混ぜ合わせます。

最後に、石けんの香りづけに、アロマオイルを加えます。

今回は、ラベンダーを匂いの軸としました。

ラベンダーはどのオイルとも相性が良く、ラベンダーのリナロールという成分が他のオイルと手を繋いでくれるので、アロマオイル総量の⅓ほど使用します。

今回、ワークショップに参加していた4名の好きな香りを混ぜ合わせながら作ったので、それぞれの匂いの好みが違うね、一緒だねと話すことができてとても楽しかったです。

少しでも環境が良くなるように。

石けん作りを教えてくださった方が今回おっしゃっていた、「自分の使用しているものに、何が使われているわからない、そういう状況は少し怖いなと思ったんです。」という言葉。

あなたは、今生活している中で使っているものがどこで原材料が作られ、製品化しているのか知っているでしょうか。

特に、自分の身体を形成しているものが、どこで作られているか、知っていますか?

私は、その由来を知らないという今の状況に少し鈍く頭を殴られたような気分になりました。

販売している会社やブランド、口コミを信頼することで、その商品も良いと判断していた自分が恥ずかしくなりました。

また、今回の石けんを作っていた時間の中で、環境問題に関するたくさんの話が出てきました。

エシカルスイーツのような環境に優しいお菓子の話….環境に優しい電力会社があること、湯シャンに挑戦してみた、というお話など、私が普段見ていない視点で物事を見ているように感じるお話が多く、とても刺激的でした。

これからも環境に良い取り組みや、環境問題について取材や体験を行い、その経験を発信することで、一人でも多くの人に環境問題について知る機会になればと感じています。

最後に

いかがでしたか?

石けんを通して、環境問題にも肌にも優しいものづくりを体験させていただきました。
poco a pocoさんは、Instagramで活動のご報告や発信を行っております。

ぜひチェックしてみてくださいね。

ゆき / Writer
risa / Photographer

seaside-instagram

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