夏がもう少しでやってくる。
いつもこの季節に思い出すのは、海。
水面のきらりとした輝きを見つけたとき、不思議と触れてみたくなる。
波打ち際に行くと、何故だかつま先で水を蹴りたくなる。
こどもの頃に戻ってみたくなる。そんな不思議な力が海にはあると思う。
みなさんは海、すきですか?

形を持たない波の造形に、想いを馳せる。
そんな心の余白が自然と生まれる海が、すごくすき。
海を眺めるたびに、心の中にも“海”を持っていたいな、と思う。
穏やかな、よく晴れた初夏の海のような。
引いては打ち返す。柔らかな鼓動のような感覚を刻み続ける波みたいに。
唐突な出来事や、ひととの関わりを通じて、
悲しいことが続く日や、自分を見失ってしまいそうなときも、ある。

いつも穏やかばかりではいられないのだけど、たとえどんな状態であっても。
いつだって、こころの中にある自分だけの“海”を見つめていきたい。
あなたのこころの中の海は今、どんな“海”ですか?
risa / Writer
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