東京・神田の路地裏にある愛媛の食材が楽しめるお店「ワイン食堂 ChatGatto(シャガット)」でのびのびとした時間を過ごしてみませんか。

2023年4月2日2023年4月12日

東京・神田の路地裏にひっそりとたたずむ、まるで西洋の片田舎を彷彿させる店構え。
今回ご紹介するのは、愛媛の食材が楽しめるお店「ワイン食堂 ChatGatto(シャガット)」です。

愛媛の食材。と聞くと何を思い浮かべるでしょうか。みかん？鯛？いいえ、他にもたくさんの食材があるんです！

ChatGatto(シャガット)は、愛媛出身のオーナー薄田貴志さんとパートナーの宜子さんが愛媛の様々な地域から”その季節ならでは”の野菜や魚、地鶏、豚肉や牛肉を仕入れて、イタリアとフランスの家庭料理の味や、ヴァンナチュール（自然派ワイン）を愉しめるお店として営んでいます。

店名のChat（フランス語で猫）とGatto（イタリア語で猫）には、フランス料理の料理人とイタリア料理の料理人が猫のように、自由に伸び伸びしているお店でありたい、という意味が込められているそうです。

食材は、主に愛媛県内からの直送を取り扱っていると同時に、フランス・イタリア・日本を中心にオススメする飲み疲れしない、料理に寄り添う様なヴァンナチュール（自然派ワイン）をたくさん取り揃えています。

今回訪れたのは、まだ少し肌寒い土曜日の夜。
席はすでに満席で、予約しないと入れないほど。
こぢんまりとした店内はいっぱいの人で賑わっていました。席について周囲を見回すと、どうやらメニュー表はキッチン上と奥の壁にかかった黒板だけのようです。

前菜からメイン、パスタやデザートまで幅広くありました。よくよく見ると、馴染みのある文字ばかり…。
媛っこ地鶏、はなが牛など“愛媛”の食材名が多く並んでいました。

今回はこちらをチョイス。

生ハムとクレソンのサラダ
大三島いのしし肉　パテ・ド・カンパーニュ
鳥生蓮根のポタージュ
今治からの魚　イナダのマリネ
宇和島はなが牛のランプロースト　香草パン粉
大三島自然農園のカーボロネロとケール・四国中央市の七福豚のパンチェッタのトマトソース
ケーキ

生ハムとクルトンのサラダ

野菜の新鮮な瑞々しさと生ハムの塩気が絶妙でした。

大三島いのしし肉パテ・ド・カンパーニュ

いのしし肉はなかなか食べる機会がないので、是非食べてみたい！と思って注文。
くさみが一切なく、それでいて濃厚な旨味を感じるジビエの深みにはまりそう…。
ワインとの相性も抜群です。

鳥生蓮根のポタージュ

蓮根本来の甘みをぎゅぎゅっと凝縮した、濃厚なポタージュでした。やさしい甘みに心もほっこりします。

今治からの魚　イナダのマリネ

イナダはコリっとした弾力のある食感が特徴的です。イナダのあっさりした肉質と酸味のバランスが心地よい1品でした。

宇和島はなが牛のランプロースト　香草パン粉

メイン料理は、はなが牛のランプをいただくことに！
厚めに切られたはなが牛を、ナイフで一口分に切り分けて口に運んでみます。柔らかくも歯応えのある、赤身肉ならではのジューシーさ…！
香草の香りを感じながらも肉本来の旨味を堪能することができました。とっても贅沢な1品です。
特別な日に食べたくなるようなメニューでした。