皆さま、こんにちは。anninです。
前回は“ことば”で四季を感じませんか、という事で試しに一句ご紹介しました。
しかしまだ俳句は難しい、と思われている方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、より親しみやすい現代の俳句と自分で作る簡単な俳句についてご紹介します。
親しみやすい現代の俳句
ここで愛媛県出身の俳人、神野紗希さんの句をご紹介します。
夏が近付いた休日のどこかのレストランでしょうか。
女の子同士、サラダバーの前を歩きながら楽しげに話している様子が目に浮かびます。
サラダバーの色とりどりの野菜と新しい水着、どちらもフレッシュですね。
いかがでしょうか?
俳句の少し固いイメージをひっくり返すような句ではないでしょうか。現代の俳句は身近な1コマを切り取った共感しやすい物も多くあります。ネットだけでなくSNSでも紹介されていますのでぜひ、探してみてくださいね。
自分で俳句を作ってみる
俳句がより身近になったところで、自分でも一句作ってみるのはどうでしょうか。俳句づくりは難しい…と思いがちですが、先ほど、ご紹介した句のように自分の身近にあるモノやコトを並べてみるだけでも俳句になります。
私も、ここで一句つくってみました。
よく晴れた日、ベランダに干したシャツが風に揺れています。背景の青い空と白いシャツのコントラストをぼんやり見つめていた時、ふと何故空は青いのかと疑問に思いました。
季語や文字数等のルールはひとまず気にせず、自分の日常を句にしてみました。
何でもない日常のひとコマですが、俳句にすると特別な出来事の様に感じられますね。
自分の好きな形で感じてみる
前回より“ことば”、特に俳句で四季を感じてみるという提案をしてきました。
俳句は難しいという方も、共感しやすい現代の俳句を探してみたり、自分の日常を句にしてみたりしてぜひ試してみてくださいね。
SNSの呟きを見る感覚、呟く感覚で俳句を見たりつくったりすると良いかもしれません。
また、気に入った俳句は写真と合わせてスマートフォンの待受画面にしたり、プリントして持ち歩いたりしても良いですね。
自分の好きな形で俳句を楽しんで、四季を感じてみてください。

皆様が少しでも“ことば”に触れることで四季を感じられたらと思います。
特に、愛媛の文化である俳句のご紹介をこれからもさせていただきますので
よろしくお願いいたします。
それでは、また次回も皆様の生活に色彩を。
annin / Writer
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